サトウヒロシの日記 -2ページ目

自覚された天然

事務所から実家が近いので、ご飯等は家で食べることが多い。
どんなに忙しくても家族そろっての夕食はこの生活環境の長所といえるだろう。

今日も、夜の打合せまで少し時間ができたので、
早めに仕事を切り上げて実家に帰った。
いつもどおりの夕食の後、私はそのまま食卓でお茶を飲んでいた。
父親はソファに寝転がりテレビを見ており、
母親は父親に何かを話しかけているようだった。

『どんな会話をしようか…』
ふと、後の打合せ内容について考えていたわけだが、
端からは湯飲みを見つめて、ぼーっとしているように見えたに違いない。

「…でね、うちのマンションは風には強いと思うのよ」
顔を上げると母親がこちらを向いて話していた。
マンション?
風?
なんだそれ?
文脈がまったく想像できない。
なんの話だ?
きっと「…でね、うちのマンションは風には強いと思うのよ」に
至るまではかなり長い話をしていたはずだ。

父親を見る。
先ほどと変わらずテレビを観ている。
どうやらこれは、最初から私に話しかけていたようだった。

「ごめん。最初からさっぱり聞いてなかったわ」
「あら!」と驚く母親。
「いや、ホントごめん!…っていうか、
ここまで聞いてないのって普通気付くやろ!」
ケタケタケタケタ!笑い出す母親。
「いーのよー!私、[天然]だからしょうがないのよ~♪」
続けて笑う母。

今自分のこと[天然]って言ったよこのひと。

2005年冬。これが佐藤家の日常。
我が家族ながら、ちょっと面白い。

江口寿志さんと祖父江慎さんが!!

●例のごとく、江口寿志さんの日々メモを読んでいたら、なんと『キャラ者』の装丁を祖父江慎さんが担当することに!!祖父江さんが「気に入った作品でなければデザインしない」と公言していくことは多くの書籍や雑誌インタビューでも有名だが、打合せ時に江口さんが相当怖がっていた描写がかなり面白かった。あー、なんとゾクゾクする光景だろう。

●仕事1本に生活を調整しはじめて2日目。集中できる環境というのはこういうことか。リテイクだろうが修正だろうが、新規案件だろうが、なんとなく無敵になったような気がする!軽いわ~!心が。仕事のリストさえ見なければね。

●本日、某水面化プロジェクト参加スタッフと初打合せ。何にしてもアーティストとの打合せ前は緊張するなぁ。準備準備。

愛を守る

今年もめでたくバレンタインデーが終わったわけだが、
もらえたお菓子類は、例年どおりチョボチョボと。
しかし、それでも一日で全部を食べきるというのは至難の技である。
そこで毎日少しずつ大切に食べていこうと、残していくことになるのだが、
仕事から帰ると何故か私が食べた分よりも減っているのだ。

犯人は父親。

私は別に独り占めしようと考えているわけではないので、
もらった初日に両親の分はしっかり分けて渡している。
そして残りはくれた人達の愛(例え義理でも)を感じながら
食べているのだ。
それでも勝手に食いやがる。毎年。

本日は16日。
14日以前にもらったチョコも含めて残り1個となった。
喜びを胸に、最後の一口をほおばる。

愛を…愛を守りきったよ。

草津にて路頭に迷う

昨晩神戸で終電まで飲んだ。
いい感じに酔っ払って、JR三宮から京都まで帰ろうと電車にのった。

最近自分の睡眠が制御できていないようで、
いつの間にか京都を乗り過ごしてしまった。
このとき深夜1時半である。

「あ~、やっちゃったなぁ」とか思いながら
草津で下車、24時間営業のファミレスか、
漫画喫茶で時間でも潰すことを考える。

しかし駅構内からでて街を見渡し目的地のネオンを探すが
どこにも見当たらない。
あるのは街灯と、コンビニの看板くらいで、
草津の街並はひっそりと静まり返っているではないか。

「まさかねぇ」

いやな予感はしたが、
最悪、朝までやっているカラオケとかでもいいか。
と思い、駅近郊を小一時間ほど歩き回る。
しかし、残念ながらどこにも時間を潰せそうなお店はなかった。

寒い…
眠い…
もう動きたくない。

もはや最終手段と思い、
タクシーで京都まで帰ろうと、
駅前にとまっていたタクシー運転手に聞いてみる。
「京都までおいくらですか?」
「京都って京都駅かい?8000~9000円くらいやな」

8000~9000円!?
あと3時間もすれば始発もでるというのに
その出費はいかがなものか。

しかしもう体力も限界だ。
コンビニで立ち読みだけで3時間はもたないだろう。

もやは運転手に運命をゆだねるしかない。
「今手持ちが3000円なんです。明日は始発で帰ります。
2000円以内で、駅に近くて朝まで時間を潰せる所までお願いします!」

運転手は
「はいよ」
と答え、車を走らせた。

その後、となり駅近くのファミレスに到着し、
無事、暖を得ることができた。



なんというか、
27にもなって家にすらまともに帰れないこの私の不甲斐無さ…。
治せるものなら治したい。

ついに適応か!?

●なるべくしてなったというか…。ついにうちの極小事務書で熟睡7時間以上をクリアしてしまった。

 確かに、このところの忙しさは尋常ではなく、平均睡眠時間3時間前後の日々が2週間ほど続いていた。蓄積された疲労と睡眠不足は、相当なものになっていたことは事実であろう。
 しかし、今までは事務所の寝心地の悪いベッド(椅子×2+机×1)ではどんなに疲れていても、5時間の壁を超えることができなかったのだ。ましてやこの寝起きの爽快さ!おめめパッチリなのである。こんなことは始めてだ!


そこで以下に理由を推測してみた。

1)本当に疲れていた。
2)椅子ベッドにて理想的な寝相をあみ出した。
3)制作業に従事する人間として第3段階に入った。

ちなみに3)はある意味バージョンアップだが、第4段階に入ると過労死の危険性があるため諸刃の剣と考えるべきであろう。

>結論
・喜んではいけない。
・7時間も寝るくらいなら家に帰れ。
・残り時間が減った。

トットトハタラケワタシ。

半分。

今日、お得意先の女性社長からバレンタインチョコをいただいた。

「いつもお世話になってます。」と、京都のケーキ屋さんマールブランシェの袋を手渡す。あまりに意外な出来事に、一瞬状況が理解できなかったが、それはすぐさま喜びへと変わった。

そして喜び過ぎて口から出たのは
「本命ですか?」

止まる時間。
ザ・ワールド発動。
驚く社員K。
彼女が応えた言葉とは、
「いえ…あ、じゃぁ、半分本命ってことで…」





困らせてすんませんでした。
チョコ美味しかったです。

こんな私ですが、今後ともよろしくお願いします。
それと「半分本命」って何でしょうか?

タブレットのイラスト公開

M&D Lab.ホームページ更新!サイト上にて、タブレットで描いたイラストが公開されている。興味のある方は是非観に行こう。すぐ行こう。そして感想とかあるとすごく嬉しい。というか手描きとタブレットで描いたイラストの見分けとかつきますかね?

ペンタブレット練習中

●先日友人よりペンタブレットをもらった。かねてより簡単なカットイラストなどはパソコンで全部描いてしまいたいと思っていたので、非常に有り難いプレゼントである。

というわけで、現在目下練習中なのである。練習とはいえ、実践で使ってなんぼ。明日更新予定のM&D Lab.ホームページのカットイラストにて初公開となる。まだまだ熟練度は低いが、なんとか人に見せられる段階まではもってきたかと。

タブレットの難点は画面を回転できないことだろうか。手描きの場合は、描きやすい角度に紙自体を回転させて、線画を描くことができる。人間の手の構造上、縦の線は描きやすいのだが、水平に近い線はどうしても力が入りにくく、よぼよぼになってしまうのだ。しかしこれも馴れなのだろうか?うーん…。

いずれにせよ、タブレットはいちいち手描き線画をスキャニングしなくてよいので、とても楽だ。

そのうち絵日記でも描いてみようかね。

江口寿志さんの日記は偉大だ。

●一度書きはじめると、苦痛にならないのが日記というもの。気分転換には最適ですな。これがちゃんと続くといいんだけど(笑)

●現在手掛けているサイト制作の仕事がひと段落ついた。ネットサーフィン巡回コースに江口寿志さんのサイトが入ってるんだけど、あの人の日記は本当にリスキーだ。本人のキャラクターがあるから許される部分もあるとは思うけどね。2005年1月13日の日記とか読んでみるとクライアントさんから受けたリテイクをつっぱねた事をあからさまに記載(結局は翌日引き受けておられますが)している。もはや愚痴のレベルではない。

そのうち私もリテイクを断ったりすることあるんだろうか?
あったとしても公開とかしないだろうな。

正直すぎる江口さんの日記にはいつも色々と考えさせられる。
そんな偉大な日記に長寿を祈る。

スケジューリング

●昨晩は結局『24 1st Season』第4話観た。それでも睡眠5時間連続でとれたのは久しぶり。おかげで気分爽快。ちなみに2ndと3rd Seasonはもう全部観た。行きがかり上、いまさら1stを観ているわけだが、1stのジャック・バウアーは若干弱い気がするな。トニーはしょぼいし、ニーナは美しい。まぁ、私は既にこのドラマのファンなので、何を観ても面白いと思ってしまう。

●3連休も初日だというのに、当たり前のように出勤している。最近なにかと仕事が増えてきているので、そろそろスケジューリングをせねばとか考えていたら、iCal(Macのスケジューラ)がびっしり埋まってしまい軽くヘコむ。思うにバウアー捜査官だって毎日24時間働いてるわけではない。たまに国家的な危機が訪れるから頑張れるのだ。

●時間を作るには、前倒しで業務をこなしていくことが大切だ。というのは幻想であるということに最近気付いた。

<前倒しの特徴>
・納期に遅れない
・精神的負担が減る
・次の仕事が待っている

仕事があって幸せなのは幸せだが、気付けば身体に染み付いている24時間臨戦態勢。確実に寿命が短くなっていると思う。